リクガメとヌマガメと暮らす家プロジェクト３です。

敷地が40坪という都市型の敷地です。敷地がさほど広くないケースでも、リクガメと暮らしたいといった夢の実現をめざしたものです。
南側に多少でも庭を確保したいということがポイントとなりました。
庭に続く、屋内飼育スペースは、年間を通じて温度調整が行われています。天井部分には、大きくトップライトが設けてあるため、上から光が射し込みます。

リクガメとの生活空間の屋内飼育スペースは、リビングルームからも見ることができます。また、庭と屋内飼育スペースは、ほとんど段差のない扉で区切られているだけなので、扉の開放によって、庭と１体にして利用できます。
庭で遊ぶカメ達を堪能できます。屋内飼育スペースにも土のゾーンや植栽のゾーンも設けてあるため、天候の良くないシーズンの産卵などにも対応できます。

また、屋上にも飼育スペースを設置してあります。屋上は陽当たりもよく、飼育者の工夫で、様々な環境形成も可能でしょう。
各居室は、南面しており、人の暮らすスペースとしての水準も高い計画です。
都会に暮らす場合での、形成を考えた一例です。